久々のブログです。今回は自分の思いをそのまんま書こうと思います。ちょっと長いです(*_ _)ゴメンナサイ 。興味ある方が読んで頂ければ嬉しいです。
3/11の震災と津波があってからハワイは日本を救済しようと気持ちでいっぱいで、それは未だに続いていることです。私たちもなにか出来ないかと考え、まず思いついたことはハワイの人達のアロハの気持ちを日本へ発信してあげること、そして義援金を集めることでした。
パケレライブでのチャリティライブはみなさんのおかげで18000ドルが集まりました。しかしこのチャリティライブを行うにあたり、義援金の届け先に対する疑問や、今はイベントをやるべきか?とかいった声、とにかく足をひきずられることが多々ありました。数週間経つと、他にも支援が必要な人が世界にはいっぱいいるんだから、もう日本はいいよ!と言ってくる人もいました。
また特に『お金がちゃんと届くのか』という心配をしていた人が多く、確かに集まった義援金がリリースされていない事もフラストレーションを感じますし、それぞれが一生懸命働いて溜めた大事なお金なのですから当然です。でも私はだからこそ強要するのではなく自分がそれぞれ出来る範囲で、出来る事をすればいいのではないかと思っています。お金でなくても、自分ができること、なんでもいいと思うのです。お金をちゃんと届けたいなら自分で被災地に持っていって手渡しするしかないのです。そしてチャリティも色々な種類のものがたくさんありますが、自分が助けたいと思うチャリティに協力をすればいい、シンプルな考えでいます。
私は自分が20代の頃、体を壊して、まるで全てを失ったかのように人生の底をついたことがありました。でもそのときに思いもよらない人が助けてくれたり、また逆に友達だと思っていた人がさらっと消えていくことなど色んな思いをしました。私は助けてくれた人達にとにかく感謝しています。だから、直接的に自分の家族でも友達でもないしクライアントでもないけれど、特にハワイに来てからは知らない人でも家族という意識になり、『困っている人は助けるのが当たり前。見て見ぬ振りをしない』という意識になりました。パリに出会ってからは特に、彼は正義の味方なので(笑)そう思うようになりました。で、私個人はチャリティイベントを主催したこともないけど、パリの力でできると思ったので助けたいと思ったし、被災地に直接行って物資やお金などを直接渡せればいいなとも思いました。
今回GWの間、パリが日本でライブをすることになり、パリは被災地へ行って現状を知りたいし、自分になにができるのか、がれきを掃除することでもいいからとにかく行きたい。とさかんに言っていました。何人か相談もしましたが、やはり現地に行くことは許可の問題や足の問題もあり、今回はスケジュール的にも無理かな・・と諦めていました。
そんな中、パリのクラブイクスピアリのライブが諸事情によりキャンセルになり、パリはちょっと落ち込んでいたのですが、パリが被災地に行きたいといっていたのを思い出し、前からそういえば『僕もなにかできれば・・』とおっしゃっていたウクレレピクニックでお世話になった斉藤さんやサザンの関口和之さんに相談をしてみたのです。
半分諦めていたのですが、なんと『行きましょう!』というお返事。国土交通省の議員さんや、イベント会社のGIP、アミューズ、斉藤さんの叔父さまの畑山一郎さんなど多くの人達にご協力を頂き、宮城県の被災地に行くことが決定しました。日本へ行く1週間前くらいに決まったことでした。
私たちの目的は、現地でなにが必要なのかを確認し、物資を届けることでした。慰問ライブもできればとはいっていたのですが、現状が現状だった為に、難しいと思っていたのですが、これまたギリギリで機材を被災地にアミューズのみなさんが持ち来んで下さり、ライブが可能となった為、3名でライブを。という話になりました。
実は、車での移動の予定でしたが、ものすごいタイミングで行く予定だった前日に新幹線が通るようになったので、新幹線で現地入りしました。そこからは車での移動。沢山の人を連れて行くことができないので、パリは通常5名のバンドメンバーがいますが、ふたりは東京に残し、ジェン・ライトとカポノ・ナイリイリの2人が行く事になりました。
正直なお話をすると、パリ以外の全員、被災地へ行くことに関して前日まで不安でいっぱいでした。私たちが行ったのは20キロ圏内ではありませんでしたが、それでも充分近かったので放射能の心配や、現地での様子が想像つかなかったので、ぎりぎりまでおどおどしていたのです。被災地に行くと伝えると、本当に大丈夫?行かない方がいい!と周りの人に色々言われましたが、私はラニストーンのまーちゃんが、頑張っていってきて!私もいきたい!と、避難所の人達に届ける為の山ほどのハワイのチョコレートやスナックを買って持たせてくれたので、彼女の分まで行かないと!という気持ちで行ってこれたような気がしています。ジェンもカポノも情報不足で、家族や友達から心配されたそうです。パリのみが一度も不安に思わず勇気の固まりでした。現地での色々コーディネートをして下さったイベント会社のGIPが、震災の様子、その後の様子や支援の必要レベルなどをまとめたものを渡してくださったので、それに目を通して、被災地へ伺うにあたっての心構えを整え、私はジェンとカポノにも諸々そんな話を新幹線の中でしながら、仙台駅へ到着しました。
仙台駅は震災でめちゃくちゃでした。天井はまだ落ちて来たまんまでした。しかし駅ビルも普通に営業していて、みんな一生懸命普通の生活を取り戻そうとしている感じでした。そのまま、私たちは七ヶ浜に向かいました。10-15分仙台駅から車を飛ばすと、その模様は様変わりをして、ひっくり返った飛行機や車、ぐちゃぐちゃになった家などが、めちゃくちゃになっていて、その景色がずっと続いていったのでした。

先週からドコガTVではKokua Tohokuというシリーズを始め、GWの期間中に被災地へ行って来た様子をビデオダイアリーという形で紹介しています。長期に渡っての支援が必要なのはハワイにいた頃から理解していましたが、被災地に行って余計その必要性を感じました。
先週その第一回目を放送しましたが、一回目は七ヶ浜の避難所に伺った様子を紹介しました。淡々と今まで起こったことを説明する局長が、いきなり泣きくずれたとき、私も一緒に泣いてしまいました。今回被災地に行く前、わたしは涙もろいので、みんなはもっと大変なんだから泣いちゃだめだ、泣いちゃだめだ、と自分に言い聞かせていました。しかし・・・一発目の取材から号泣でした。でも『共感してくれてありがとう、一緒に泣いてくれてありがとう』と言われ・・・これでよかったのかなあ・・と、次の場所に向かいました。この被災地にも物資を置いていきましたが、ここの局長さんは仮設住宅などで今後必要になるちゃぶ台など家族の希望になるものが欲しいです・・とおっしゃっていたので、東京に戻った後パリはライブで売った自分のCD代を、テーブルに・・と置いてきていました。

私たちの車のドライバーをして下さったGIPの森さん。彼の家は海から離れていましたが、半分床上浸水し、つい最近自分の家にやっと戻れたといった感じでした。実はこの犬ジュニーちゃんは津波にもまれながら、1日この家で耐え忍んでいたそうなんです。森さんは、家に帰ったとき、もうジュニーはいないかもしれない・・と思ったそうですが、流れて来たがれきの上にしがみついて生きていたそうで、『奇跡の犬』とみんなに言われていました。

私たちはこのあと仙台空港の被害を見て、その後、空港のある名取市の佐々木市長を訪問しに伺いました。彼も津波で家をなくし、寝袋にくるまれて市役所で寝ています。現在もそうです。市役所には家族をなくした役員も沢山いますが、市民を助けるのが先決。自分の家族をまだ探せずにいる人も多いそうです。

自衛隊のみなさんは震災がおこってからノンストップで救済作業に追われています。市長室にいるとその電話は鳴り止みません。彼らは別の県からきた人達ばかりで、ここに住み込みです。いつ家に帰れるかはわかりません。

次の日、私たちは山元町へ行きました。その目的は物資を届けること。なにを持って行こうかと関口さんと相談して、私たちは自転車を持って行く事にしました。津波で車も自転車も移動の手段がなくなり、避難所から外へでるのが自由にできず大変だと伺ったからです。数十台の自転車を東京から運んでもらいましたが、それでも避難所全員に配給はできなかったので、みんなでシェアして使って頂くということにして頂きました。思い出の品がどこかに残っていないか・・と自分の家へ探しに行く人もそこまで歩いていくことは大変だとのことで、少しでもお役に立てれば・・と少しですが、ドネートしてきました。まずはこの旅の第一ミッション終了です。

全員で、荷物を持ち運びやすいようにバスケットをつけたりしました。

Team ukulele!ありがとうございました!!

このジャーニーをローリングココナッツの方達が取材して下さいました。ありがとうございました!

わたしたちのセカンドミッションは避難所での慰問ライブでした。避難所にいる人達はみんな仕事を探しにいったり、色々忙しいので、全員は集まらないと思うけど・・というお話でしたが、それでも沢山の方達が集まってくださいました。パリのライブ、そしてサザンの関口さんがウクレレで演奏。パリがバックアップをしてウクレレで真夏の果実を演奏したときは鳥肌もので、避難所の皆さん達は大歓声で喜んでくださったのです。

少しでも元気や癒しを与えられれば・・と思いましたが、この慰問ライブを行ったおかげで、パリもパリのバンドメンバーも、音楽の本当の力を再認識することができて、自分の頭がクリアになったと言っていました。逆に被災されたみなさんから得るものが大きくて、逆に多大な勇気や力を頂いてしまい、感謝しきれませんでした。

ライブの後、みんなが、『感動しました、ありがとう・・・』と次々にメンバー達にハグしたり握手したりしていましたが、みんな涙に溢れていて、中には色々今の状況をお話してくださった方もいて、聞いてくれてありがとう、来て下さってありがとう・・と、私たちは涙が絶えませんでした。

タフなジェンも泣いていて、ハワイに戻って来てから、ハワイ中の小学校を訪問して、各避難所に元気を与えるメッセージを子供に書いてもらったり、夏服を集めたりしています。

ブラスバンドの子供達に、『また戻ってくるから今度一緒に演奏しようね!』とパリは約束していました。

山元町の学校が避難所になっていて、そこでのライブを終えると、そのあとすぐに、りんごラジオという避難情報、緊急情報を伝える為に作られたラジオ局へ向かいました。

ベテランアナウンサーの方がはじめた、この『りんごラジオ』。同じラジオ業界に携わるものとして、私はこういった必要な情報を伝えるコミュニティ的なことこそがラジオの原点だと思っていますので、彼の貢献には敬服でした。

りんごラジオの後は、山元町の町長さんにもお話を伺う事ができました。彼のお家も津波で流されてしまいましたが、なんと退職金を使って家を新築にしたのが去年のこと。1年しかその新しくした家に住めず全てを失ってしまったので、『この1年はものすごい豪邸スイートに住んでいたんだ、と思うようにしていますよ』とおっしゃっていました。『ここは東北の湘南と言われていて、地盤の関係で津波や地震にもあまり影響をうけることがなかったから、今回はここまで予想ができていなかったのでそれだけ酷いダメージを受けてしまったんです』『是非その様子をみて行ってください』とのことだったので、アツい握手をして私たちは役場を去りました。

ご協力頂いたみなさんには感謝がしきれません。必ずこれをハワイだけでなく、世界の人達に伝えます。と約束しました。

山元町の役場をでて海の方へ向かうと、何千世帯とあった一角がまったくなくなっていました。

ここには電車も通っていたそうです。

今回こうして被災地に行くことができて、自分たちの目でその現状を見て感じることができたのは、みんながlife changing experienceと言っていた通り、人生の変わるもの凄い経験となりました。今回、行かせて頂いたことによって、被災地と東京の温度差の違い、日本とハワイの温度差の違い、そしてハワイの人達の暖かさ、TVで伝わってくる情報がどれだけ充分でないか、そして被災地にいる人達の声がどれだけ届いていないか(どれだけ想像で伝わっているか)、実際の被災された方達のニーズがどれだけ違うのか、色んなことを目の当たりにしました。もうすぐ震災がおこって3ヶ月目ですが、ニュースで(特にハワイでは)震災のことを聞かなくなったからといって、被災地での被害が片付いたわけでもなんでもなく、避難所にいる方達の状況はほとんど変わっていません。
私たちはこれからも、長期に渡って私たちができる支援を続けていきたいと思っています。今回はとにかく、OC16というメディアを通して、少しでも被災地の現状を伝え、長期の支援を改めて呼びかけることが私たちの目的でした。私たちが被災地に行ったりパケレでチャリティライブを行ったのは、単純に、自分の家族が被害にあっていたかもしれない。と考えると助けずにいられないからです。それ以上のなんの理由もないのです。

避難所で、折り紙の小さな鶴を配っているおじさんがいました。『僕の息子は障害をもっていて病院でずっと入院していて震災の時も病院にいたんだけど、被災された人達を助けたい、みんなに『なんでもできるんだ』って勇気を与えたい・・って鶴を折っているんだよ。それで、これを会った人全員にあげているんだ』とおっしゃいました。私たちにも渡そうとしてくれたので『私たちは被害にあわなかったから大丈夫ですよ、必要な人にあげてください!』と言ったのですが、『いいんだ、君たちにあげたいんですよ。僕の息子の気持ちをじゃあ伝えて下さい。いつもお財布にいれてあなたの勇気に変えて下さい』って。
東京へ帰る新幹線の中で、わたしはそんな折り紙の鶴をずっと見つめながら帰ってきました。
今回の3/11の震災&津波で私たちは本当に多くのことを感じ、体験しました。人それぞれ価値観が違うのも当然で、それはそれで受け入れていかなくてはいけません。でも私たちは自分たちの信じる道を全うする予定ですし、ひとりでも多くの人の人生に、ポジティブな変化を与えることができたらいいな。と常に思っています。私たちだけでは解決できないこともこの世の中には沢山ありますが、ひとりの人間が持つパワーって、使っていないだけで想像を超えるようなことができるんです。だから、私には僕にはなにもできない・・なんて言わないで、まずは行動してみよう。そんな思いが伝わればいいなと思っています。

ハワイにお住まいの方はDokoga TV Kokua Tohoku Seriesは、月11:30pm 火 5:30am & 2pm 水 8:30pm 木 2:30pm & 11am 土 6pm 日 12:00am にOC16で放送されてますので興味があったらご覧になってみてください。ネットにも必ずアップしますので。
PS 今日このブログを書こうと思ったのは、りつこさんのおかげです。昔自由にブログを書いていた頃の自分を思い出したから。ありがとう。
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